アンリトゥンルール(Unwritten Rules、Unwritten Codes)) 「アンリトゥンルール」とは、知らない人は本当に見当もつかない言葉ですよね。私も最初聞いた時は、渋谷や原宿あたりで話題の人気スイーツ店と思ったほどです。しかし、実際はスポーツ用語であり、それも「暗黙の掟」や「暗黙の了承」といった少々物騒で初心者には分かり辛い言葉となっています。では、実際にはどの様な意味合いなのか調べてみました。 アンリトゥンルールの意味とは 「アンリトゥンルール」の意味は以下の通りとなります。 (1)スポーツ全般に存在するルールブックには記載されていない「暗黙のルール」の事。 (2)相手選手やチームを必要以上に挑発しない、大量得点差がついたら攻撃を緩める等がスポーツにおける「アンリトゥンルール」で、破ると相手から報復行為をされる場合もある。 「アンリトゥンルール」は英語表記「Unwritten Rules」や「Unwritten Codes」で、直訳すると「不文律」となります。「不文律」の意味は幅広いですが、「明文化されてない法」「明言されていないルール」であり「暗黙のルール」「暗黙の掟」となります。よって、「不文律」はスポーツ以外でも使われますが、「アンリトゥンルール」となると一般的にはスポーツ用語となります。また、日本の場合は野球が最も代表的なスポーツなので「野球の不文律」は「アンリトゥンルール」と同義となります。これを踏まえて本筋に戻りますが、「アンリトゥンルール」はそれぞれのスポーツに付随するルールブックには記載されない云わば、裏ルールや守るべきマナーや常識といった所です。最も有名なのは野球の「アンリトゥンルール」で、試合終盤で大量得点差がついているのに勝っている側がバントや盗塁をすると、相手チームから報復行為をされる場合があります。また、相手を挑発したり無暗なガッツポーズなども禁止しています。これらは相手選手やチームを侮辱している行為として敬意を欠いたので、デッドボールをされたり時には乱闘、また観客からは激しいブーイングが起こります。他のスポーツでも同様で、例えばサッカーなら大量得点差がついている勝っているチームが激しいプレーやトリッキーなドリブルなどのプレーをすると、それは「アンリトゥンルール」を破った事になります。日本では野球以上に「アンリトゥンルール」が度々指摘され問題となるのが、国技・大相撲です。近年は横綱・白鵬の張り手であり、他にも負けが続く横綱の強制的な引退、番付表などにも「暗黙ルール」がいくつもあり、要するに相撲ほど「アンリトゥンルール」で縛られている競技はないと言っても過言ではありません。日本以上に厳しいのが海外で、メジャーリーグや海外サッカーも「アンリトゥンルール」が多々あり、そこに人種差別なども絡み余計問題を複雑化しています。 アンリトゥンルールの由来 「アンリトゥンルール」の由来は残念ながら不明です。アメリカのメジャーリーグ、又はイギリスのサッカーあたりが発祥ではないかと推測できますが、憶測の域を出ていません。日本の場合は、「野球の不文律」という言葉がある事からも野球が始まりだと思いますが、いつ頃に誕生し広まったのかなど詳細は分かりません。 アンリトゥンルールの文章・例文 例文1.高校野球では球児のガッツボーズがアンリトゥンルールを破ったか否かで騒動となり、日本は平和で時代遅れだと思ってしまった。 例文2.個人的には挑発行為などはアンリトゥンルールではなく、明確なルール違反として記載し明確化すべきだ。 例文3.アンリトゥンルールは地域性や雰囲気も加味されるので、サッカーなら南米と欧州でも大分変わってくる。 例文4.ネイマールの過剰なフェイントを入れたドリブルは時としてアンリトゥンルールとなり、相手選手から報復的なタックルやチャージを受けてしまう。 例文5.プロ野球はアンリトゥンルールが多いので、それを気にしながら試合観戦をするのも通な楽しみ方だ。 「アンリトゥンルール」を野球やサッカーの文章に入れた例文となります。 アンリトゥンルールの会話例 連続デッドボールじゃん。これってもしかして…。 次もデッドボールなら、アンリトゥンルール違反で乱闘になるかな? 有り得るね。攻撃側のベンチや観客も雰囲気変わったよね。 野球はアンリトゥンルールが多いけど、逆にこうなると面白くなるから不思議ね。 夫婦でプロ野球をテレビ観戦していて、連続デッドボールから「乱闘になるのでは?」という会話をしています。 アンリトゥンルールの類義語 「アンリトゥンルール」の類義語には、「紳士協定」「暗黙の了解」などの言葉が挙げられます。 アンリトゥンルールまとめ 「アンリトゥンルール」とは日本語訳すると「不文律」で、一般的にはスポーツ全般におけるルールブックには記載されていない「暗黙のルール」となります。相手選手を過度に挑発したり、点差が離れているのに勝っている側が攻撃を緩めないのは侮辱行為として、報復行為を受ける可能性があります。日本では、野球や相撲が「アンリトゥンルール」が多い代表的な競技で、「暗黙のルール」を破るとスポーツニュースなどで取り上げられるほど人々からも関心が高いです。 Source: 【新型コロナウイルス】の関連用語まとめ記事
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