=================================
状況に応じた「頭がいい」を表す適切な英語
=================================
英語で「頭がいい」や「賢い」などを表現する場合、どのように頭がいいのか、または伝える相手によっても表現が変わってきます。場合によっては、せっかく褒め言葉として伝えてことが、逆に相手を不愉快にさせてしまうことにもなりかねませんので注意が必要です。今日は「Smart」「wise」「Clever」をもとにそれぞれのニュアンスの違いについて説明いたします。
--------------------------------------------------
1) Smart
→「頭が良い・利口」
--------------------------------------------------
頭の回転が早かったり物覚えが良いなど、広い意味での「頭が良い」を表す(アメリカ)英語は“Smart”になります。子供から大人、または動物に対しても使われる表現です。例えば、優秀で頭の良い子供は「A smart kid」、問題をすぐに解決できる頭がキレる同僚は「A smart guy」、芸をすぐに覚える利口な犬は「A smart dog.」など、あらゆる状況において“Smart”は使えます。
✔“Book smart”は本や教材を通して物知りで頭が良い人。学校や試験の成績が良い人を指す一方、勉強はできるが一般常識が無いといったニュアンスも含まれます。
✔“Street smart”は、学力などアカデミックの分野には弱いが、実生活で様々な困難な経験をしてきたことで、生きるための知識や知恵を兼ね備えた頭の良さを意味します。
✔“Bright”も“Smart”と同じ意味として使われる口語的な表現です。“Bright”は元々「明るい」を意味することからも、基本的に将来性の明るい「若者」や「青年」などに対して使われます。
<例文>
He's a really smart kid. He's taking high school classes as a junior high student.
(彼は本当に頭の良い子です。中学生なのに、高校の授業を受けています。)
She is book smart but not very street smart.
(彼女は勉強ができて優秀ですが、ちょっと一般常識が欠けています。)
He's a bright young man. I bet he'll be very successful one day.
(彼は頭の良い若者です。きっといつか大成功するでしょう。)
--------------------------------------------------
2) Wise
→「賢い」
--------------------------------------------------
“Wise”は長年の経験から得た経験値や知識力を持ち合わせた賢しさを表します。子供や若者ではなく、人生経験豊富な大人や老人に対して使うイメージです。これまでの経験則を基に、適切な判断ができる賢明さも表します。
✔「的確な判断だ」と相手に伝える時は「Wise decision」 や「Wise choice」の組み合わせがよく使われます。
<例文>
My grandpa is a wise man.
(私の祖父は賢い人です。)
I think it's a wise decision to finish school.
(学校を卒業することは賢明な判断だと思います。)
I feel like I'm a little wiser now than I was 10 years ago.
(10年前よりは賢くなったような気がします。)
--------------------------------------------------
3) Clever
→「(ズル)賢い・要領が良い」
--------------------------------------------------
学んだことをすぐに吸収し即応用できるような、いわゆる「要領がいい事(人)」を(アメリカ)英語では“Clever”と表します。一般人には思い付かないような意外な解決法や対処法を考え出す意味としても使われます。しかし、使い方によっては「ズル賢い」や「巧妙な手口」といった感じで、人を騙すネガティブなニュアンスが含まれるときもあります。
✔「人が賢い」として使うより、人の提案する考えや行為に対して「巧妙だ」といった使われ方をされることが多い。
✔若者に対して使われる傾向があります。
<例文>
She's a clever and charismatic singer.
(彼女は賢くてカリスマ性のある歌手です。)
He always finds a way to come up with clever excuses.
(彼は巧妙な言い訳をいつも考え出す。)
That's a clever marketing strategy. Let's go with that.
(巧妙なマーケティング戦略ですね。それでいきましょう。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無料メルマガ『1日1フレーズ!生英語』配信中!
通勤・通学などのちょとした合間を利用して英語が学べるメルマガ『1日1フレーズ!生英語』を平日の毎朝6時に配信中!ただ単にフレーズを紹介しているだけではなく、音声を使った学習プロセスが組み込まれているので、メルマガを読むこと自体が学習方法!
https://hapaeikaiwa.com/mailmagazine/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
成績が良い 英語 在 Hapa Eikaiwa Facebook 的最佳貼文
=================================
状況に応じた「頭がいい」を表す適切な英語
=================================
英語で「頭がいい」や「賢い」などを表現する場合、どのように頭がいいのか、または伝える相手によっても表現が変わってきます。場合によっては、せっかく褒め言葉として伝えてことが、逆に相手を不愉快にさせてしまうことにもなりかねませんので注意が必要です。今日は「Smart」「wise」「Clever」をもとにそれぞれのニュアンスの違いについて説明いたします。
--------------------------------------------------
1) Smart
→「頭が良い・利口」
--------------------------------------------------
頭の回転が早かったり物覚えが良いなど、広い意味での「頭が良い」を表す(アメリカ)英語は“Smart”になります。子供から大人、または動物に対しても使われる表現です。例えば、優秀で頭の良い子供は「A smart kid」、問題をすぐに解決できる頭がキレる同僚は「A smart guy」、芸をすぐに覚える利口な犬は「A smart dog.」など、あらゆる状況において“Smart”は使えます。
✔“Book smart”は本や教材を通して物知りで頭が良い人。学校や試験の成績が良い人を指す一方、勉強はできるが一般常識が無いといったニュアンスも含まれます。
✔“Street smart”は、学力などアカデミックの分野には弱いが、実生活で様々な困難な経験をしてきたことで、生きるための知識や知恵を兼ね備えた頭の良さを意味します。
✔“Bright”も“Smart”と同じ意味として使われる口語的な表現です。“Bright”は元々「明るい」を意味することからも、基本的に将来性の明るい「若者」や「青年」などに対して使われます。
<例文>
He's a really smart kid. He's taking high school classes as a junior high student.
(彼は本当に頭の良い子です。中学生なのに、高校の授業を受けています。)
She is book smart but not very street smart.
(彼女は勉強ができて優秀ですが、ちょっと一般常識が欠けています。)
He's a bright young man. I bet he'll be very successful one day.
(彼は頭の良い若者です。きっといつか大成功するでしょう。)
--------------------------------------------------
2) Wise
→「賢い」
--------------------------------------------------
“Wise”は長年の経験から得た経験値や知識力を持ち合わせた賢しさを表します。子供や若者ではなく、人生経験豊富な大人や老人に対して使うイメージです。これまでの経験則を基に、適切な判断ができる賢明さも表します。
✔「的確な判断だ」と相手に伝える時は「Wise decision」 や「Wise choice」の組み合わせがよく使われます。
<例文>
My grandpa is a wise man.
(私の祖父は賢い人です。)
I think it's a wise decision to finish school.
(学校を卒業することは賢明な判断だと思います。)
I feel like I'm a little wiser now than I was 10 years ago.
(10年前よりは賢くなったような気がします。)
--------------------------------------------------
3) Clever
→「(ズル)賢い・要領が良い」
--------------------------------------------------
学んだことをすぐに吸収し即応用できるような、いわゆる「要領がいい事(人)」を(アメリカ)英語では“Clever”と表します。一般人には思い付かないような意外な解決法や対処法を考え出す意味としても使われます。しかし、使い方によっては「ズル賢い」や「巧妙な手口」といった感じで、人を騙すネガティブなニュアンスが含まれるときもあります。
✔「人が賢い」として使うより、人の提案する考えや行為に対して「巧妙だ」といった使われ方をされることが多い。
✔若者に対して使われる傾向があります。
<例文>
She's a clever and charismatic singer.
(彼女は賢くてカリスマ性のある歌手です。)
He always finds a way to come up with clever excuses.
(彼は巧妙な言い訳をいつも考え出す。)
That's a clever marketing strategy. Let's go with that.
(巧妙なマーケティング戦略ですね。それでいきましょう。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無料メルマガ『1日1フレーズ!生英語』配信中!
通勤・通学などのちょとした合間を利用して英語が学べるメルマガ『1日1フレーズ!生英語』を平日の毎朝6時に配信中!ただ単にフレーズを紹介しているだけではなく、音声を使った学習プロセスが組み込まれているので、メルマガを読むこと自体が学習方法!
https://hapaeikaiwa.com/mailmagazine/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
成績が良い 英語 在 Hapa Eikaiwa Facebook 的最佳解答
☆ネイティブの生の会話からリアルな英語を学ぶ☆
=================================
1) Book smart / Street smart(勉強ができる頭の良さ・生きていくための頭の良さ)
=================================
Book smartは「学校や試験の成績が良い人」や「書物などから得た知識が豊富で頭が良い人」を指す表現で、「勉強はできるが一般常識が欠けている」というニュアンスが含まれます。対してstreet smartは、「学校での勉強はいまいちだが実生活で役立つ知識や知恵のある頭の良い人」を指す表現です。
<例文>
Do you consider yourself book smart or street smart?
(あなたは自分のことを勉強ができるタイプだと思いますか?それとも実践で知恵がはたらくタイプだと思いますか?)
He is book smart but not street smart.
(彼は勉強はできますが、世間知らずです。)
She is book smart, street smart and on top of that, she has a great personality.
(彼女は勉強ができて、世渡り上手で、さらに性格もいいんです。)
=================================
2) Innate (生まれつきの)
=================================
Innateは、芸術や音楽の才能、コミュニケーション力やユーモアのセンスなどが「生まれ持った」ものであることを表す単語です。今日の会話に出てきた表現born withはinnateと同じ意味ですが、より口語的な表現です。
<例文>
She has an innate ability to learn foreign languages.
(彼女には外国語を習得する才能があります。)
He has an innate sense of rhythm.
(彼には生まれ持ったリズム感があります。)
Do you think leadership is learned or innate?
(リーダーシップとは学んで習得するものだと思いますか?それとも生まれつきの才能でしょうか?)
=================================
3) Come to realize(〜に気づくようになる)
=================================
Come to ____で「~するようになる」ことを表すことから、come to realizeは当初気づかなかったことに徐々に気づくことを表します。例えば、学生時代は英語の重要性が分からなかったが大人になるにつれてその重要性に気づくようになった、といった状況で使うことができます。通常has/have come to ____の形をとり、I have come to like ____(〜が徐々に好きになった)、I have come to appreciate ____(〜に感謝するようになった)のように、come toの後に動詞を加えます。
<例文>
Over the years, I’ve come to realize the importance of speaking English.
(この何年かで、英語を話す重要さに気づくようになりました。)
I’ve come to like this city. It’s definitely growing on me.
(この町が好きになってきました。住んでいると、だんだん良さが分かってきます。)
Once I became a parent, I’ve come to appreciate my parents.
(自分が親になったことで両親のありがたみが分かるようになりました。)
=================================
4) Shape(形にする)
=================================
Shapeと言えば「形」という意味の名詞ですが、何かを形にすることを表す動詞としても使われます。物理的に何かを形作る場合だけでなく、アイデアや未来を形にしたり、子供の考え方やものの見方が環境によって形成されるといった抽象的な状況で使うこともできます。
<例文>
Teachers play a significant role in shaping the minds of the kids.
(子供達の考え方の形成において教師は大きな役割を果たします。)
Our family and environment we grow up in shape the way we see things.
(家族や育った環境によって、ものの見方が形成されます。)
Mass media and advertisements shape the public opinion.
(世論はマスメディアや広告の影響を受けるものです。)
=================================
5) Do on one’s own(自分でやる)
=================================
Do on one’s ownは「人の手助けなしに自力でやる」ことを表す表現です。By oneselfも同じような意味ですが、この表現には物理的に誰も一緒にいない意味合いが含まれます。例えば、「I’m studying English by myself.」は1人で英語を勉強していることを表し、「I’m studying English on my own.」は、他のものには頼らず独学で英語を勉強していることを表します。
<例文>
I can do it on my own. I appreciate your offer though.
(お気遣いには感謝しますが、自分でできます。)
I learned English on my own. I just watched a lot of movies and YouTube videos.
(私は独学で英語を学びました。映画やYouTube動画をたくさん見ただけです。)
I’m bad at asking for help. I tend to do things on my own.
(私は助けを求めるのが苦手で、何でも自分でやろうとする傾向があります。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本日ご紹介したフレーズは、iTunes Japanの「Best of 2017/2018/2019」に3年連続選出されたHapa英会話の人気コンテンツPodcast第267回「勉強ができる賢さか、生きるための賢さか」の内容の一部です。Podcastの全内容をご覧になりたい方は、Hapa英会話のブログをチェック!会話の全文、会話の要約、ピックアップしたフレーズ、ポッドキャストでは説明できなかった表現や言い回しが掲載されています。
https://hapaeikaiwa.com/podcast267
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~