【世界一周人力車の旅254日目】☆Diary39段☆
人力車走行距離 約2590キロ トラック 約2140キロ 合計 約5147キロ 日本ー中国ー台湾ー香港ー中国ーベトナムーカンボジアータイ🇯🇵🇨🇳🇹🇼🇭🇰🇻🇳🇰🇭🇹🇭
【World Rickshaw Project In Thiland】
あんまり日記を書かない平野謙です。(ケニー) 今回はカンボジアでの出逢いを少し紹介したいと思ってます。
みなさんはバナナペーパーをご存知ですか？
バナナペーパーは、世界遺産アンコール･ワットを含むアンコール遺跡群の観光拠点となっているシェムリアップから約20km離れたところにある、小さな村で作られています。
この小さな村の平均月収は約240,000リエルで、日本円にすると約6,000円ほどです。
10年ほど前から、あるゴミ収集会社がその村の一部を買い、観光客をはじめ地元のカンボジア人が出した生ゴミを含む一般ゴミや、工業廃棄物、医療廃棄物がそこに廃棄されるようになりました。当時、地元の人達がゴミの廃棄場所について反対していましたが、その反対の声は届くことはありませんでした。こうして人口1,000人ほどの小さな村の一角に大量のゴミが集められ、ゴミ山ができたのです。
この村のほとんどの人は自給自足をしながら、余ったお米を売ったりしてお金にしていますが、九割の人達は無職で、残りの一割がゴミ山で働いて生活しており、彼らは借金の返済や生活の為など、それぞれの理由がありここで暮らしています。
ゴミ山で働く人達は、ゴミから発せられる鼻をつくような強烈な悪臭がもたらす、人体への悪影響を理解していながら仕事を続けているのです。ここではそれ以外の仕事がない為、体に悪いとわかっていてもゴミ山で働く他に選択肢がありませんでした。
私たちは今回、村の人々が劣悪な環境のゴミ山で働かなくてもいいようにバナナペーパー事業を始めた、一般社団法人Kumaeの代表理事をしている山勢拓弥さんとその従業員のみなさんに会って来ました。
山勢さんは学生時代に、友人の誘いでカンボジアのボランティア活動を始めたところ、この村の現状を知り、“何かをしなければ”という使命感を感じ、周りの協力もあってバナナペーパー事業を始めました。
このバナナペーパー事業は、ゴミ山以外に働く場所を与えることで、そのゴミ山で働く人達を助けることができ、村全体を活発にして子ども達に夢を与えることが目的で行われています。また、山勢さん自らが日本語教育を行い、子供達に仕事の選択肢を増やすことにも力を注いでいます。
今やゴミ問題は、世界中の様々な国で問題となっています。こうやって世界のどこかで苦しんでいる人達がいる中で、そんな人達を助けようとしている日本人がいます。この現状をたくさんの人に知ってもらいたい。みなさんの力で助けてください。よろしくお願いします。
カンボジアで現地の人達のために活動している一般財団法人Kumaeの活動に興味のある方は、ぜひこちらの詳細をご覧ください！
http://kumae.net/ja/about_kumae/
自分たちにとって、今回彼らに出会えたことはすごく大きな経験になりました。今後も、様々な国の文化や人々との交流を通して、出会いを大切にしながら実際に見て触れて感じながら“世界一周人力車の旅”を続けていきたいと思います。これからも温かい応援をよろしくお願いします。最後に、長文にもかかわらず最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
YouTubeも約1ヶ月遅れですが更新していますのでどうかチャンネル登録よろしくお願いします。
https://www.youtube.com/channel/UCWaQLNLRc2DjrSXINqKwC_g
【YouTube】
＊第1話から56話まであります＊
★これ最新です★
最近更新が遅くてすいません🙇♀️🙇
では、今年度もみんなが健康で素敵な年になりますよーにっ！
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