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「Would」の活用法(総まとめ)
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これまで私が生徒さんから最もよくされた質問の一つが「would」の使い方でしょう。wouldを用いた表現は本当に沢山あり、それら全てを説明するのは容易ではありません。そこで今回、過去の記事でも紹介した用法を含め、日常会話において基本となるwouldの用法を、4つの状況毎になるべく分かりやすくまとめてみました。長くなりますが、どうぞ最後まで読んでみて下さい。
~過去の話をする時~
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1) I thought it would rain.
→「雨が降ると思っていました」
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過去のある時点で、その先に起こることを予め予測や推測をしていたことを示す言い方です。例えば、「I thought it would rain so I brought an umbrella.(雨が降ると思っていたので、傘を持ってきました)」や「Since I was a kid, I knew I would become a teacher.(私は子供の時から先生になると分かっていました)」のように表現できます。
また、「He said he would _____.(彼が〜すると言っていました)」のように誰かが(過去に)言ったことを他の誰かに伝える状況でも使われます。ポイントは、誰かが何かをすると約束したり、何かをすると意思を述べたことを、他の誰かに伝える状況で用いるのが一般的です。例えば、「He said he would buy coffee for us.(彼は私たちにコーヒーを買うと言っていました。)」や「She said she would talk to him about that issue.(その問題について、彼女は彼に話すと言っていました)」という具合に使われます。
✔Wouldの後は動詞の原形がフォロー。
<例文>
When I met my wife 5 years ago, I knew I would marry her one day.
(5年前に妻と出会った当初から、私たちは結婚すると思っていました。)
I never thought this proposal would go through.
(この提案が通らないことは最初から分かっていました。)
She said she would come to the party.
(彼女はパーティーに来ると言っていました。)
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2) She would not help me.
→「彼女は手伝ってくれようとしませんでした」
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Wouldの後にnotを付け、否定文(Would not)にすることで「〜しようとしなかった」という意味になります。基本的に何かしらの依頼や申し出に対し、乗り気じゃない、協力的じゃない、積極的に応える意欲がない、などのニュアンスで断ったことを表します。例えば、親に何度も仕送りをして欲しいと頼んでるが、いっこうにしてくれない状況では「My parents would not send me money.(私の両親は、仕送りをしようとしてくれない)」と言うことができます。
また、人に限らずテレビやパソコン、車などの機能に対してもwould notを使うことができます。例えば、「今朝、車のエンジンがかかりませんでした」は「My car would not start this morning.」となります。
✔肯定文にしても「〜してくれた」とはならず、意味が変わってしまうので注意。「My parents would send me money」と言うと「両親が仕送りをしてくれた」とはならずに、「両親が(何度も)送金した」を意味する。詳しくは下記の3)の解説を参照。
<例文>
I asked him many times but he would not tell me what happened.
(彼に何回も聞きましたが、何が起こったのか教えてくれませんでした。)
My girlfriend is really upset with me. She would not talk to me.
(彼女は私に怒っていて口をきいてくれませんでした。)
I charged my phone but it would not turn on.
(携帯を充電したけど電源が入らなかった。)
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3) In the summer, I would go camping with my friends.
→「夏によく友達とキャンピングに行っていました」
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過去によくやっていた行動パターンや習慣を表す際にもwouldが使われ、used to(よく~したものだ)と似たような役割を果たします。しかし、used toの場合は、習慣となっている行動がより高頻度なもので、且つ“今はもうしていない”ということを強調するニュアンスがあるのに対し、wouldの場合は、習慣となっていた行動頻度が週1回であろうと年1回であろうと、その頻度には関係なく「よく〜した」ということが話の趣旨となります。例えば、「When I was a kid, my grandmother would bake cookies.(子供の頃、私の祖母はよくクッキーを焼いてくれていました)」と言うと、クッキーを作る頻度ではなく、祖母がクッキーを作ってくれていたことが要点になります。それに対し、「私は高校生の頃、毎日サッカーの練習をしていました」と言いたいのであれば、used toを使って、「I used to practice soccer every day in high school.」と言うのが適切です。“毎日練習していた”ことが強調され、且つ“今はもう練習をしていない”ことが相手に伝わります。
✔過去の“状態”を表す場合はwouldではなくused toを使う。例えば「過去にオートバイを持っていました」は「I used to have a motorocycle.」と言い、「I would have a motorcycle」とは言わない。
<例文>
When I lived in Japan, I would go out drinking almost every week.
(日本に住んでいた頃、ほぼ毎週飲みに行っていました。)
Sometimes she would come over and cook Mexican food for us.
(時々、彼女はうちにきてメキシカン料理を作ってくれました。)
During the winter, I would get together with my friends and do a nabe party.
(冬に友達とよく鍋パーティーをしていました。)
~仮定の話をする時~
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1) If I won the lottery I would buy a house.
→「もし宝くじが当たったら家を買います」
架空の話や実際には起こり得ない出来事について話す時にもwouldを使います。一般的に「If _____, I would _____.(〜だったら〜する)」の形式で表現します。例えば、「世界中のどこにでも住めるとしたら、ハワイに住みます」は「If I could live anywhere in the world, I would live in Hawaii.」と言います。
✔文末に「if I knew」に付け足してもOK。
<例文>
If you could date a celebrity, who would it be?
(もし、芸能人と付き合えるとしたら、誰と付き合う?)
I would tell you where she was if I knew.
(彼女がどこにいるか知っていたら教えているよ。)
If I found a hundred dollars on the ground, I would take it to the police station.
(もし100ドルを拾ったら交番に届けます。)
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2) Would you try online dating?
→「あなただったら出会い系サイトを試してみますか?」
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相手に“もしも”の質問を投げかける時は「Would you _____?」と表現するのが定番で「あなただったら〜しますか?」を意味します。相手の意見やアドバイスを尋ねる場合は「What would you _____?」と表現します。例えば、「あなただったらどうしますか?」と聞くなら「What would you do?」、販売員に「あなただったら何をお勧めしますか?」と尋ねるなら「What would you recommend?」となります。
<例文>
Would you date someone older than you?
(あなただったら年上の人とお付き合いしますか?)
What would you do? Would you apologize?
(あなただったらどうしますか?謝りますか?)
Would you be open to living abroad?
(あなただったら外国に住むのはありですか?)
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3) If I were you I would apologize.
→「私だったら謝ります」
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「私だったら〜する」と相手の立場になって何かしらのアドバイスや提案をする場合に使われる表現です。shouldを使った表現よりも控えめに助言したい場合にピッタリの言い回しです。例えば、東京で給料の良い仕事のオファーが入ったが、家族の不幸で地元に引っ越さないといけなくなってしまったと友達に相談され、「私だったら仕事のオファーを断るかな」と言うなら「If I were you I would turn down the offer.」となります。
✔日常会話では「If I were you」を省いて、「I would _____」と直接言うことも一般的。
✔「If I were in your shoes, I would ______.(私があなたの立場だったら、〜をします」という言い方もある。
<例文>
If I were you I wouldn't go.
(私だったら行かないね。)
This milk expired 5 days ago. I wouldn't drink that if I were you.
(この牛乳の消費期限、5日前じゃん。私だったら飲まないよ。)
I would call them and ask for a refund.
(私だったら電話して返金を求めるけど。)
~丁寧・控えめな発言をする時~
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1) Would you turn down the volume?
→「音量を下げてくれますか?」
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人に何かをリクエストや依頼をする際に「Can you _____?(〜してくれる?)」よりも丁寧にお願いする場合は「Would you _____?(〜してくれますか?)」と表現します。例えば、「この用紙に記入してくれますか?」と丁寧に言いたいなら「Would you fill out this form?」になります。
✔より丁寧な言い方が「Would you mind _____?(〜してくれますか?)」。相手に気を使ったとても優しい質問の仕方。
<例文>
Would you close that window?
(あの窓を閉めてもらえますか?)
Would you be able to help?
(手伝っていただけないでしょうか?)
Would you mind changing seats?
(席を変わっていただけませんか?)
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2) Would you like a drink?
→「お飲物はいかがですか?」
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相手に「〜はいかがですか?」と何かを丁寧にオファーする際にピッタリの表現が「Would you like _____?」です。顧客や年上の人、または面識のない人に対して何かオファーする場合は、この表現を使うのが最も無難でしょう。例えば、会社に訪れた顧客に「熱いお茶はいかがですか?」と聞く場合は「Would you like some hot tea?」と言います。
✔友達や家族など、仲の良い人に対してこの表現はちょっと丁寧過ぎる。親しい関係であれば「Do you want _____?」でOK。
<例文>
Would you like a refill?
(飲み物のお代わりはいかがですか?)
Would you like to join us?
(よかったら一緒にどうですか?)
Would you like me to drive?
(私が運転しましょうか?)
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3) I would say _____.
→「〜だと思う」
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この言い方は自分の意見を述べたり何かを推定する時に使われ「〜だと思う」や「恐らく〜だろう」「〜かな」などに相当する表現です。ハッキリと言い切る感じではなく、物腰柔らかく控えめに発言している印象があります。例えば、「彼女、何歳だと思いますか?」と聞かれた際、相手に失礼ないよう謙虚に意見を述べる場合、「I’d say early thirties. Maybe 32.(30代前半だと思う。32歳くらいかな)」という具合に使います。
✔日常会話では「I would say」を「I’d say」と省略して言うことが多い。
✔大抵の場合、「I think」の代わりに「I’d say」が使える。「I think」よりも控えめな響き。
✔必ず答えが求めらるような質問をされた際、決定的な発言や返答を和らげる言い方として「I would have to say _____(〜と言わざるを得ない)」がある。
<例文>
I'd say it's a four to five hour drive.
(車で4時間から5時間くらいかかるかな。)
I'd say this logo looks the best. I like the color and simplicity.
(私はこのロゴが一番だと思います。色とシンプルさがいいと思います。)
Both speeches were excellent but I would have to say Adam's speech was better.
(二人ともスピーチは素晴らしかったですが、私はアダムのスピーチの方が良かったと思います。)
~自分の願望を述べる時~
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1) I would love to go.
→「是非行きたいです」
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「I would love to」は「I want to」と似た意味で「〜を(が)したい」といった強い願望を伝える時に使われれます。「I want to」の気持ちをより強調した言い方です。例えば、同僚に食事を一緒にしないかと誘われた際、「I would love to join you guys for dinner.」と言います。
✔相手の誘いを快く受け入れるときに使われる定番フレーズが「I’d love to!(喜んで!)」
✔その他、相手の誘いを丁寧に断るときに使われる決まり文句でもあり、「I’d love to ____ but _____(〜したいのは山々なのですが、〜)」が定番フレーズになる。
<例文>
I would love to meet with you next week.
(是非、来週お会いしたいと思います。)
I'd love to! What time should I be there?
(喜んで!何時に行けばいいですか?)
I'd love to stay and chat some more but I have to get going.
(残ってもっとお話をしたいのですが、そろそろ行かないといけません。)
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2) I would like to think that ____.
→「〜であると考えたい」
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この表現は「真相はわからないけど、そうであって欲しい・・・」のようなニュアンスとして使われます。例えば、Facebookの個人情報の取り扱いに対し、多少の疑いはあるものの情報はしっかり保護されていると信じたいといった気持ちを表す場合は「I would like to think that Facebook protects our personal information.」となります。また、自分の発言や意見を物腰柔らかく控えめなニュアンスにする役割もあります。例えば、「あなたは良い父親だと思いますか?」という質問に対し「I would like to think I’m a good father.」と答えると、「私は良い父親であると考えたいのですが・・・」といった具合に謙虚な響きになります。
✔日常会話では「I would」を「I'd」と短縮して言うことが多い。
✔「そうだと思いたい」は「I would like to think so.」
<例文>
I would like to think that hard work pays off.
(努力は報われると信じたいです。)
I would like to think professional athletes don't use drugs.
(プロスポーツ選手は、薬物を使用していないと信じたい。)
I would like to think my English is getting better.
(自分の英語力が上達してるって思いたいや〜ん。)
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many times 用法 在 Hapa Eikaiwa Facebook 的最讚貼文
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「There you go」の5つの用法
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皆さんは「There you go」という表現を聞いたことがありますか?非常にシンプルな表現ではありますが汎用性がとても高く、日常生活において使えるシーンは多々あります。そこで今回は、最も代表的な用法5パターンをご紹介しようと思います。
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1) There you go
→「はい、どうぞ」
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相手からリクエストされた物や、相手が必要だと思うものを渡す時に使われる決まり文句で、日本語の「はい、どうぞ」と同様の意味を成します。特にレストランやお店などで店員さんにお金を支払う際によく使われます。
✔There you are、Here you are、Here you goも同じ意味合いで使われる。
<例文>
〜会話例1〜
A: Your total comes out to $23.15.
(お会計は$23.15になります。)
B: There you go.
(はい、これで。)
〜会話例2〜
A: Can you pass me the salt?
(塩取ってくれる?)
B: Here you go.
(はい、どうぞ。)
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2) There you go
→「それでいいよ」
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人に何かを教えている時に、教えていることを適切にこなしている相手に「そうそう、それでいいよ」と励ましたり褒めたりする意味合いとして使われるパターンです。例えば、玉葱のみじん切りを子供に教えていたとしましょう。子供が「Am I doing it right?(これでいいの?)」と言って、「Yeah. There you go.(うん、それでいいよ)」と返答することで、教えたこと(みじん切り)が上手にできていると褒めているニュアンスになります。
✔「You are doing it right/correctly」と同じ意味。
<例文>
There you go. Now you're getting the hang of it.
(そうそう、その調子。だいぶコツをつかんできたね。)
There you go. I told you it's not that difficult.
(それでいいよ。そんなに難しくないって言ったでしょう。)
Yeah, there you go. You're pronunciation is getting better!
(そうそう、それっ!発音よくなっているよ!)
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3) There you go
→「よくやったね」
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何かを成し遂げたり成功を収めた人に「よくやったね」の意味として使われるパターンで「Good job」と同じニュアンスになります。例えば、「英検一級を合格したよ!」と友達から報告を受けたら、「There you go! Congrats!(よかったね!おめでとう!)」と言うことができます。
<例文>
〜会話例1〜
A: I got accepted to Tokyo University!
(東大に合格したよ!)
B: There you go! I knew you'd get in. I'm proud of you.
(よかったね!あなただったら絶対に受かると思ってたよ。本当に嬉しいよ。)
〜会話例2〜
A: I finally finished my project! I thought I'd never finish.
(私のプロジェクトがやっと終わったでっ!絶対に終わらへんっておもてたわ〜。)
B: There you go! Let's go out and celebrate. I'll take you out to dinner.
(よかったやんっ!外でお祝いやな。ご飯おごったろ!)
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4) There you go
→「その通り」
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相手の発言に「その通り!」と同感したり同意したりする際の相槌として使われることもしばしばあり、“Exactly”と同じ意味合いになります。特に(話をわかりやすくするために)何か良い事例を挙げた相手に対して使われます。また、自分が言おうとしていたことを相手が先に言ったり、自分より明確に表現した際の「そう、それが言いたかったの」の意味として使われることもあります。
<例文>
〜会話例1〜
A: Don't pay attention to what others are saying. You have to believe in yourself.
(周りの言っていることなんか気にしないで自分を信じないと。)
B: You're right. I am where I am today because I've always followed my heart. I'm going to go for it!
(そうだね。ここまでこれたのも、ずっと自分の心に従ってきたからだしね。やってみよう!)
A: Yeah. There you go!
(そう、その通り!)
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5) There you go again
→「ほら、またやった(言った)」
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以前から注意しているにもかかわらず、同じ過ちを繰り返した相手に「There you go again」と言うと、日本語の「ほら、またやった(言った)」を意味し、相手の好ましくない行為にイラっとしている気持ちを示すことになります。例えば、トイレのフタを閉めるよう彼氏に何回も注意をしたとしましょう。しかし彼氏がまた閉め忘れていたら、「There you go again. I told you to put the toilet seat down!(ほら、まただ。トイレのフタを閉めてって言ったでしょう!)」と言うことができます。
✔「彼/彼女がまたやった(言った)」は「There he/she goes again」と言える。
<例文>
There you go again. Why do you always blame others?
(ほら、また人のせいにしている。なんでいつも人のせいにするの?)
There you go again. How many times do I have to tell you to turn off the TV if you're not watching it?
(またつけっぱなしにしてる。テレビ見ていないんだったら消して。何回言わせるの?)
There he goes again. He loves talking about himself.
(ほら、彼また自慢話してる。彼はほんと自分の話が大好きだね。)
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many times 用法 在 康Sir的編輯七力 Facebook 的精選貼文
【標點符號──番外篇】當中文寫作遇到英文用字……
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中文寫作夾雜著英文,已是常見的寫作形態。文稿中,英文字母的大小寫、英式句號的使用與否,以及英文與中式標點(特別是夾注號與引號)的關係,也就成了工作上經常遭遇的小小困擾。趁著冬雨煩心,試著靜下來整理一下我的想法。
必須說明的是,就我所知,目前有關上述的問題並無統一的規範用法,所以以下說的並不一定對,只是作為有興趣者討論的基礎。
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一、英文的夾注、說明、引用,應該置於引號之外。
例1──很明顯,這是一套給「信徒」(believers)看的電影,因為只有信徒,才可以在黑暗中看見光明。
不寫(例1A)──很明顯,這是一套給「信徒(believers)」看的電影……
書名號也是如此:
例2──英國詩人彌爾頓寫的《失樂園》(Paradise Lost)強調,人類的始祖亞當與夏娃「有足夠的能力循規蹈矩,但也可隨自己的意願沉淪墮落。這不是上帝的疏忽,而是上帝的方法。
不寫(例2A)──英國詩人彌爾頓寫的《失樂園(Paradise Lost)》強調……
不只是短詞語,句子也是如此:
例3──馬克吐溫說「真相穿鞋子所需的時間,足夠謊言繞著地球跑半圈」(A lie can travel halfway around the world while the truth is putting on its shoes),指的就是人類喜惡厭善的本性。
不寫(例3A)──馬克吐溫說「真相穿鞋子所需的時間,足夠謊言繞著地球跑半圈(A lie can travel halfway around the world while the truth is putting on its shoes)」,指的是……
二、英文的句子句首字母須大寫,如「例3」。
三、比較複雜的情況是英文句子的句號使用。
作為一個句子局部成份的英文夾注句應省略句號:
例4──痛苦比快樂教會我們更多(Pain teaches us more than pleasure),這個事實,每個成年人都有深刻的感觸。
不寫(例4A):痛苦比快樂教會我們更多(Pain teaches us more than pleasure.),這個事實,每個成年人都有深刻的感觸。
間接引語的英文句號應省略:
例5──馬克思說,哲學家以不同的方式解讀世界,但世界需要的不是解讀,而是改變(The philosophers have only interpreted the world, in various ways: the point, however, is to change it)。
不寫(例5A)──馬克思說,哲學家以不同的方式解讀世界,但世界需要的不是解讀,而是改變(The philosophers have only interpreted the world, in various ways: the point, however, is to change it.)。
也不寫(例5B)──馬克思說,哲學家以不同的方式解讀世界,但世界需要的不是解讀,而是改變。(The philosophers have only interpreted the world, in various ways: the point, however, is to change it.)
注意,只有完全直接引語的句式,因為中式句號(。)必須在下引號(」)之內,所以夾注的英文必須使用英式句號(.)。當然,英文句末若是問號或驚嘆號,則都必須保留。
例6──馬克思說:「哲學家以不同的方式解讀世界,但世界需要的不是解讀,而是改變。」(The philosophers have only interpreted the world, in various ways: the point, however, is to change it.)
例7──鮑勃‧迪倫傳頌一時的〈風中飄揚〉(Blowing in the Wind)有一句「面對不公不義,一個人可以假裝沒有看見,掉頭就走多少次?」(How many times can a man turn his head and pretend that he just doesn’t see?),不知鼓舞了多少義憤填膺的人挺身而出。
四、如果中文作為英文的夾注?
因為句型還是中文句,所以英文句的引號應用中式引號(「」);同時,因為句型是中文句,英文句未的英文句號也應省略。
例8──小說《老人與海》有一句話傳頌一時:「A man can be destroyed but not defeated」(真漢子寧死不屈)。
不寫(例8A)──小說《老人與海》有一句話傳頌一時:”A man can be destroyed but not defeated”(真漢子寧死不屈)。
也不寫(例8B)──小說《老人與海》有一句話傳頌一時:「A man can be destroyed but not defeated.」(真漢子寧死不屈)。
#不過,「例8」是值得商榷的,因為這違反中文句式直接引語的句號必須在下引號之內的規範。
或許可以改為(例8C)──小說《老人與海》有一句話傳頌一時:「A man can be destroyed but not defeated(真漢子寧死不屈)。」
但這一來又違反夾注號不應在引號內的規範,見「例1」。這問題的確有點麻煩。
五、如果是整段或多段英文引用,因為句子是英文句,所以英文應使用英式引號(””),並加英式句號。
例9──美國作家懷特(E.B. White)在《這裡是紐約》(Here is New York)寫到城市與個人的命運,文字簡潔流暢:
“Many of its settlers are probably here to escape, not face, reality.”
(很多移民來到這裡是為了逃避,不是面對現實。)
“It can destroy an individual, or it can fulfill him, depending on a good deal on luck. No one should come to New York to live unless he is willing to be luck.”
(紐約可以毀掉一個人,也可以成就一個人,視乎運氣而定……)
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#這是《一次搞懂標點符號》書中沒有的,為讀者作一點補充。
《一次搞懂標點符號》
https://www.books.com.tw/products/0010801802?sloc=main