戦争には絶対反対します。 戦争経験のある祖父と食事しながら話しました。
・集団的自衛権は戦争国家への道
・政治家やトップは実戦には参加しない
・憲法第九条は守るべき
との考えは私と一致しました。
内容をざっくりと
・祖父は兵隊が嫌いだった
・電力会社社員は徴兵を免除されていた(国力のため)
・志願して兵隊に行く人が多かった
・最終的にはちょっとした病人でも徴兵された
・戦争悪化とアメリカには勝てないという世論はあった(口には出せないが)
・一列に並ばされ、交互に「南方」と「満州」に振り分けられる
・祖父は満州に
・南方に行った人は殆ど戦死
・南方兵士は綺麗な服と装備、新品
・満州行きの人はボロボロで不十分な装備が支給、背嚢(バックパック)も支給されない。 みんな毛布を背嚢代わり
・九州まで蒸気機関車で山陰本線
・北九州から和船で朝鮮半島、釜山まで。(軍用船ではない)
・朝鮮海峡を夜間移動(襲撃対策)
・多くの人は船酔いで苦しむ。 到着先の弁当を食べられない
・朝鮮の汽車は標準軌、新幹線と同じ座席配置
・氷点下20度でも小便は凍らない、タオルは棒になる
・列車は二回空襲に合う。双胴の戦闘機(話ではカーチスと言っているが、多分 P-38 ライトニング Lightning ロッキード だと思われる)
・機銃が撃たれたら列車から逃げて散る、列車近くにいたら撃たれる
・双胴の航空機は威圧的
・空襲では誰も死ななかった。汽車を撃つ気配は無し
・北京から万里の長城が見える。昔は観光整備されていないので綺麗ではないが迫力がある
・南京は裕福、新品の装備を改めて支給。銃や背嚢も支給
・揚子江を輸送船で移動。トイレ未装備
・用をたすために船尾に板が渡されている。
・用をたすときに一人川へ落下、戦死
・支流に1000tの船が入る
・徒歩で夜間移動(昼は身を潜める)。一週間の移動
・食事は十分提供された
・風呂に入れないので、体にはシラミが発生。 虱潰し
・人口10万の都市の警備が任務
・日本からの後方支援は無い。現地で武器弾薬を調達
・支那服を着て現地のヤクザ(ツンコピン)から武器を略奪するのが任務
・支那服を着ているから日本軍から間違われる。寄せ書きの日の丸を銃で掲げて同士討ちを免れる
・略奪で手に入れたのは柄付手榴弾
・柄付手榴弾は投げやすい
・手榴弾の訓練で模範を示した班長が投げるのをミスする
・手榴弾は15度の安全領域が有る。 伏せることである程度回避可能
・三八式歩兵銃は螺旋が切ってあるので性能が良い
・捕虜に取られるが、食料は二食まで支給
・あとの一食は自分たちで何とかする必要がある
・冬になるとクリークの水が引けてノロジカなどの動物が現れる
・ノロジカを銃で狩る 5人の一斉射撃で誰かが当たる
・ノロジカがピタッと止まる時がチャンス
・野良犬や細い筍が貴重な食料源
・兵隊の中には動物をさばける人(屠殺)する人がいた
・犬の味はうさぎに似ている。脂身がなくあっさりとした味
・捕虜として上海まで移動するときは無蓋車
・東洋の鬼!と言われ投石されたりする。
・日本兵捕虜=南京大虐殺だと市民からは思われ恨まれる
・荒廃した東京を見て落胆する 恥ずかしいと感じる
・戦争反対とは当時は言えないが、訓練指導をする時は伏せて雑談する事が多かった。
・クリークに浮いている死体をよく見た。嫌な思い
・憲兵以外にも「犬」と呼ばれる密告者がいた
・集団的自衛権/憲法第九条改正は軍事国家への道
・戦争の一番の被害者は若者
祖父の考えだと、語り部がどれだけ語っても戦争の酷さは伝えられないだろう。
(クリークCreekは小川のこと、川Riverとは区別する)
今回は音声のみですが映像も遠い未来に公開します。
https://www.youtube.com/watch?list=UURwqTcUh7jMWqFjSYH3JHow&v=b_nOA98FMQ4
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